サンタ1
 藤野は、私のミニスカサンタのコスプレにことのほか喜び、そして興奮気味になっていた。
「いい、いい、たまらないよ」
 サンタのコスプレの写真を撮ろうということで、私は新宿御苑に出かけてきたのだった。ライトグレーのコートを羽織って公園までやってきた。そして、さあ写真をとろうという段になって、羽織っていたコートを脱ぐのだが、最初はちょっと恥ずかしかった。サンタのコスプレはけっこう目立つからだ。それでも、もじもじしながらもコートを脱ぎ、サンタさんの姿を露出した。
サンタ7 いつもとちがう私のスタイルに、藤野は驚嘆のまなざしを向けた。
「かわいいよ、すごく。たまらない」
 公園内のいろいろな場所で、藤野は、私のミニスカサンタのコスプレにシャッターを切っていった。橋のところで立っている姿、楓の鮮やかな紅葉を背景に収まっているポーズ、池のたもとにたたずむ姿、藤野は何枚も何枚も、私の姿をカメラに収めていったのだった。私のミニスカサンタのコスプレに興奮冷めやらぬ藤野だったが、その写真を、藤野がどのように利用するのかは、私にはわかっていない。実のところは、藤野は、カメラに収まった私のサンタのコスプレ写真をディスプレイ画面に大きく写しだして、その前で、自分のアソコをしごいていく「オカズ」として使うのだが、そんなことは知るよしもない。
※こんなふうに、ディスプレイに映し出された私の写真をオカズにして、ご自分のアソコをしごきオナニーするメールをいただいたことがあります。目が充血するくらい、留美子さんの胸をみます。それから足をみます。最後には顔を見つめます。はぁはぁはぁ・・・息が荒くなっていくと、もう名前をよぶ余裕はありません。ティッシュを準備し、映し出された留美子さんの写真の顔をみながらフィニッシュ。ドクッドクッ》

サンタ6 数多くの私の写真をカメラに収めた藤野は、私を、休んでいこうよとかなりしつこく誘ってきて、公園の出口のあたりでタクシーをつかまえた。タクシーは、新宿西口にあるパークハイアットホテルに入っていった。
 どうも、すでに部屋を予約してあったようで、その手回しはすごいものだ。私は、レストランで食事でもしたいと思わないではなかったが、まさかコートのまま食事するのも変だし、かといって、コートを脱いだらサンタのコスチューム。ハイアットホテルのレストランには場違いだ。結局、レストランには入らずに部屋に直行した。
 部屋に入ると、藤野の興奮は見ていてもわかるようになっていた。すばらしい。かわいい、きれい・・・私への賛辞を立て続けにささやき、ダブルベッドに私をいざなっていく。
「ブーツは脱がないで。私が脱がせるので」と、そのままベッドに腰かけるように言う。私が訝しげにしていると、
「ボクは、ブーツや脚のフェチなんだ。とくに白の長いブーツを見ていると、たまらなくなるんだよ」
「えーーっ、そうなの。こんなブーツをニーハイブーツっていうのよ」と藤野に教えてやった。

サンタ2 ベッドに腰を下ろした私の前で、藤野はさらに体をかがめて、私の白いニーハイブーツに顔をおしあててくる。
「ああ・・・いい。ボクはこのブーツになりたいよ。ボクのこのブーツにキミの脚が入ってくることを想像するとたまらなくなる」
 人間がブーツになるという擬人化に、私の思考はついていけなかった。男の人は想像力がたくましい。その点、私は実利的なのか、ブーツに自分を重ねこむ思考はよくわからない。男の人のフェチはなんだかすごいと思っている。ハイヒールやブーツを愛でたり、ストッキングやブラジャーに興奮したり、いろいろな人がいると聞いている。私は、ブーツは温かいからはくだとか、ファッションとしてはくだとか、ストッキングは脚をきれいに見せたいからはくだとか、やはり実利的に考えてしまい、そういったグッズに興奮するなんてことは思いもよらないことだった。
サンタ4 そういうフェチではなくて、たとえば、お姫様抱っこをしてもらうだとか、がっちりした男の人が甲斐甲斐しく自分に奉仕してくれる姿を想像するだとか、そんな人と人とのシチュエイションにロマンを感じることは、私にもあるが、でも、ニーハイブーツやストッキングといった「物」に対して興奮したりロマンを感じることはありえなかった。どうも、男の人と私とは、感じ方がかなりちがうようだ。
 私の白のニーハイブーツに顔をあてた藤野は、顔を上下左右させてブーツを愛でている。そして、舌でなめだしているようでもあった。
『あっ、ヤダナー、ブーツに唾液がついちゃう、帰ってから洗わないと』 私はそんなことを考えてしまっていた。私のニーハイブーツを愛でられても、うれしくもなんともない。
サンタ5 私のブーツをひとしきり愛でたあと、今度はブーツを脱がしていこうとして、穿口にあるのかと思ったのか、ブーツのジッパーを下ろそうとしたのだが、穿口にはジッパーは見当たらない。ロングブーツの場合はだいたいは穿口にあるのだが、ニーハイブーツになるとちょっとちがうことが多い。ジッパーが見当たらないので、そのまま脱がせようとしてきた。でも、それではブーツは足から脱がすことはできない。
「ニーハイブーツって、足首のあたりにジッパーがついているものが多いのよ」と教えてあげる。藤野は足首のところに目を落とすとジッパーはすぐに見つかった。足首のところのジッパーを下に下げてやり、ニーハイブーツを脱がそうとするのだが、思ったようには簡単には脱げない。
「上の方から少しずつ、たぐるようにして下ろしてみて」
私が言ったようにすると、ブーツはまもなく足からとれた。藤野の目の前にはベージュのストッキングにつつまれた脚があった。両足ともに私の足からブーツを脱がすと、私の脚を半透明のストッキングがつつんでいて、ちょっとなまめかしい。ストッキングフェチでもある藤野は、今度はストッキングの上から、私の脚を舐めまわすかのように愛撫を始めるのだった。
サンタ3 太ももの内側に、藤野の舌が這ってきたり手でなでられたりするうちに、私もいい気分になってきて、思わず声をあげてしまった。
「ああーん・・・ああ」 藤野の奉仕は続く。今度は私のパンティストッキングを脱がしにかかる。腰のところにあるゴム状のものをつかんで臀部からスルリと押し下げる。そのあと一気に足首までストッキングを下ろし、そして脚からはずしてしまった。はいていた主を失ったパンティストッキングは、床にだらりとまるまった。
『男の人って、パンティストッキングをはくことは経験していないだろうけれど、他人のストッキングを脱がせることには長けているのかしら』なんて、ちょっと思ってしまった。
 次は、ミニスカサンタの衣装を脱がせにかかってきた。藤野は甲斐甲斐しく私の服を剥いでいく。セックスを始めるまで男の人ってたいへんね。ブーツを脱がせたりストッキングを下ろしたり、上衣をとっていったり、たくさん作業があるのね。それに比べて、女っていいわ。男の人にゆだねていればいいのだもの。ラクだわ。実際は、女性から1つ1つを脱がせたり剥いでいったりするプロセスが、性の興奮につながっているのだが、私はそのあたりはリアルにはわからない。だって、相手の服を脱がせたからって、自分の興奮にはつながらないのだもの。
 藤野は、私のミニスカサンタのコスプレ服を脱がせることにはだいたいはすんなりと進んだ。
私の首のうしろにあるホックの留め金をはずすところでちょっと戸惑っていたが、それもすぐにわかったらしく、ホックをはずし、そのあと背中に手をまわして、うしろ留めのジッパーを下ろしていく。なんだか手慣れていた。うしろ留めの女の人の服を脱がしたことも多いのだろうか。ジッパーが下ろされたサンタのコスプレ服はスルッと体から下におろされ脱がされた。藤野の目には私のブラジャーが露わになっている。藤野は私の背中に手をまわしてブラジャーのホックをはずした。ブラジャーから解き放たれた胸はプルンとちょっと揺れた。Eカップの私の胸は自分でも格好がいいと思っている。私の体を覆っているのはパンティ1枚だけになった。
宮崎留美子/セックス画像1 藤野は、左手を私のパンティのなかに滑り込ませてきて、そして私の秘部をまさぐっている。あーーん・・・私は声を漏らしてしまう。その声と同時に、パンティはするりと脱がされた。
 私の秘部はもうぐっしょりと濡れてきているようだ。今度は、藤野は私の秘部に舌をはわせる。そして、私の敏感な部分を舌でやさしく愛玩してくれる。
「あーーっ、あっ、あっ、ああーん」 私の声が室内に響きわたった。藤野のペニスは獰猛なほどにいきり立ち、ビクビクと波打ち屹立していた。そこは、硬く硬く反り返り、そして、私を欲しがっていた。藤野は、自分の右手をその部分に添えて、いきり立ったそのモノを私の中に挿入してきた。私の入口に彼の亀頭が少し入り、そしてグッと腰を衝いたかのようにして中まで入れてきた。 そうそう、ここでちょっと補足しておかなければ・・・
サンタ0/性転換手術 私のアソコは、実は生まれつきに膣があったのではない。もともとは、藤野みたいな立派なモノではなかったのだが、小さいながらも藤野のペニスと同じようなモノが生えていた。そう、生えていたって感じ。欲しくもないし使いたくもないのだけど、そこにあった。生えていたという感じだったのだった。藤野の何分の1かもしれない。小さなアノ部分だったのだ。私が20歳になったあと、その部分をとり、そこに膣を造成する手術を施したのだ。女性のクリトリスにあたる性感帯もうまく形成した。手術後は、その膣口が塞がらないようにガラス棒を差し込んだりして、とにかく「穴」をつくりつける努力が必要だった。手術をしたらそれで終わりではない。術後の処置が数ヶ月は続くのだが、私は女性になりたい一心で、その処置も懸命に行った。そのためか、私の膣の具合は良好みたいで、私と交わった男性は必ず喜んでくれた。
※写真は手術後2ヶ月間ぐらいにわたって、このようなガラス棒を、つくられた膣口にいれる時間をもたなければならないというシーン
 ただ、藤野は、私の膣がそうやって「つくられた」膣だということを知らない。普通の女性の膣だと思っている。私のことを、元は男性だったとはみじんも思っていなかったのだ。
 はじめはゆっくりとペニスを上下していた藤野も、徐々に上下するピストン運動が激しくなっていった。ハアハアとあえぐ。日頃は紳士的にふるまう藤野だったが、もはやここにいたると「獣」なのかもしれない。自身の欲望が破裂しそうになっている。そして私も、彼から快感を感じていた。
やーーっ、いいー、ああ、あーーん わけのわからない声を私はあげていた。そして・・・
 ウッ、という呻きとともに、藤野の欲棒の白い液が、私のなかに破裂した。しばらくは放心したような藤野だったが、徐々に萎えてきたペニスを、私の中から引き抜いた。藤野のアソコの亀頭には、白い液体の残渣がまだついている。
「よかったよ」
「あーーん、ヤダア。ゴムをつけていなかったの」 と、私はちょっと怒ったフリをした。
藤野は言う。
「あまりにもよかったんで、ゴムをつける機会がなかった。ゴメン」
 コンドームをつけていなくても、私は妊娠はしないのだが、でも、性感染症の問題はあるからねえ・・・と心の中でつぶやいたのだった。藤野はもちろん性感染症のことだとは思っていない。避妊をしなかったというふうに思っているのだ。

 私の美貌に、藤野はとろけてしまっている。美容整形にお金をかけた効果はてきめんだ。そして、私とのセックスは、藤野にとってすごい快感のひとときらしい。藤野は私に夢中になっていた。これからも、うーーんと甘えて、いろんなものを買ってもらわなくてはね。お小遣いもうんとはずんでもらわなくては。私みたいなきれいな女の子を抱けるのだもの、たくさん貢いでくれて当たり前よね。私の体って高いんだから。
 明日、起きるときにも、藤野はまた一戦を望んでくるのだろうか。ちょっと面倒だなあ。私は男の人みたいにセックスしたいって欲望はあまりないからなあ・・・なんて考えていると眠くなり、藤野の腕の中でウトウトとしてしまった。

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